あなた転職で入社した会社だけどやっぱり辞めたい…でも20代でこんなに転職を繰り返して大丈夫かな?



2回目以降の転職って、回数的に大丈夫か不安になるよね。
この記事では、20代の一般的な転職回数、転職回数のOK・要注意ライン、転職回数が多いと企業からどう見られるかを分かりやすくまとめました。
そして、20代で4度の転職を経験した私が、『回数が多くても転職を成功させるコツ』『回数だけにとらわれずにキャリアを考えるポイント』を徹底解説していきます。
はじめに — なぜ世間は「転職回数」に敏感?


今の時代、転職は珍しいものではありません。
しかし一度でも転職経験のある人なら、「次も転職していいのかな」「何回までなら許されるんだろう」といった疑問が浮かんだこともあるのでは…?
複数回転職をすることに抵抗が生まれるのは、日本の企業文化や採用側の目線にこれらを求める傾向が根強いためです。
- 安定性
- 継続性
また、SNSや周囲の友人の転職状況と自分を比較して「自分は普通なのか」「多すぎないか」と不安になる人も多いはず。



そんな”転職回数へのモヤモヤ”を、データや私の体験談から整理し、回数だけに振り回されずに「自分らしいキャリア」考えるヒントを紹介していくよ✨
20代の平均的な転職回数は?データで見る現状


さっそく20代の平均的な転職回数を見ていきましょう。
最新データから見た「平均転職回数」
複数の転職関連調査によると、20代の転職回数の平均はおおむね 1〜2回程度 とされています。
たとえば、株式会社マイナビ「転職動向調査2024年版(2023年実績)」によると、20代の最も多い転職経験回数は「1回」で、2回まで含めると約 80% を占めるという結果が出ています。
このことから、20代で転職経験が「0〜2回」であれば、「平均的」「ごく普通」という捉えられ方が一般的だと言えます。
20代前半・後半による傾向の違い
20代をさらに細かく見ていくと、このような傾向が見えてきます。
20代前半・後半で若干の差はあれど「1~2回」は平均的、「3回以上」は同年代の中ではちょっと多いかも?という見方をされる傾向があります。



私は24歳の時点で2回、最終的に4回転職してるけどね(笑)
※こういうヤツもいます。
参照:e-Stat 政府統計の総合窓口「雇用の構造に関する実態調査/転職者実態調査/令和2年報告書 統計表 個人調査」より
転職回数が多いと不利になるのか?企業は「ここ」を見る


次に転職回数が多いと不利になる理由について見ていきます。
「なんとなく」ではなく企業目線で知ることで、転職に挑む姿勢も自然と変わってくるはず。
なぜ「回数が多い=不利」と見られやすいのか
転職回数が多いと、採用担当者からは「この人はすぐ辞めてしまうのでは」「長く続けてもらえないのでは」と見られてしまいがちです。
特に、1社あたりの在籍期間が短い――例えば数か月や半年程度で退職を繰り返している場合は、「短期離職を繰り返すジョブホッパー」とみなされ、採用時にマイナス評価となる可能性が高まります😥



そんな私も以前はジョブホッパーでした…
転職成功した秘訣は5の章で紹介するね。
また、多くの企業では「一貫性」「継続性」「安定性」が重視されやすく、頻繁に職場を変えてきた履歴を見ると、「この会社でもすぐ辞めるのでは」と懸念されやすくなります。
回数だけで判断されない場面・業界
転職回数が多いからといって必ず不利になるわけではありません。
特に、スキルや実績が求められる職種・業界では、回数よりも↓これらに注目されるケースがあります。
- 経験内容
- 能力
- 今後の可能性
また、最近は「ジョブホッパー」を極端に嫌う企業ばかりではなく、むしろ多様な経験や柔軟性を評価する企業も増えてきています。
近年は、「転職市場の流動化」や「キャリアの多様性」が認められる傾向が広がっており、回数のみで判断されにくくなってきているのも事実です。
“許容されやすい回数”と“注意すべき回数”の目安


20代の転職は何回まで許されるのでしょうか。これまでのデータと企業側の視点を元に見ていきましょう。
1〜2回は普通、3回〜は要注意?
これまでのデータと企業の見方を合わせると、20代において 転職回数1〜2回 は「平均的」「普通」とみなされやすく、特に大きなマイナス評価にはつながりにくいと考えられます。
一方で 3回以上 は、同年代に比べて回数が多めと捉えられることが多く、「なぜそんなに転職を繰り返すのか」「この先もすぐ辞めるのでは」と懸念される可能性が高まります。



もし20代で3回目以降の転職を考えているのであれば、自分の目的やキャリアビジョンを明確にしておくことが大切だよ!✨
短期間での転職は特に注意
特に注意が必要なのは、在籍期間の短さです。
例えば入社して数か月や1年未満で辞めるような短期離職が続くと、「この人は会社に馴染めない」「根気がない」と思われやすくなります。
この人がうちで長く働くイメージが湧かない
「職場とのミスマッチ」「仕事内容への不満」など、理解できる理由があっても、こう思われてしまってはかなり不利です。
短期間での転職を繰り返す人は、特に慎重な準備と説明(そして覚悟✊)が必要になります。
転職回数が多くても成功するコツ【体験談】


転職回数が多くても成功するコツを、20代で4度の転職を経験した私が解説します。
一貫したキャリアビジョン持つ
転職回数が多くても、転職ごとに「なぜ転職したか」「その転職で何を得たか」が明確で、一貫したキャリアビジョンがある人は、企業側からプラスに評価されやすいです。
例えば、
- 「〇年目までは経験を積み、次に専門分野に絞る」
- 「こういう業界を経験してからキャリアアップしたい」
これらのような明確な意図が伝えられれば、転職回数は必ずしもマイナスにはなりません。
でもこんな風に思った方もいませんか?



いや、転職の目的ってキャリアアップじゃないんだけど…



わかるーーーー!
転職する理由って業務内容とのミスマッチや人間関係であることが多いよね😭
実際の転職理由を”そのまま”職務経歴書や面接で説明する必要はありません。
もちろん嘘はダメです。
しかし、転職先で実現したいこと・前職では叶わなかった理想像を想像してみてください。



それはもう、立派なキャリアビジョンだね✨
あとは職務経歴書や面接用に伝え方を整えるだけ👍
スキル・実績で評価される業界や職種で勝負
スキルや即戦力が重視される職種(IT、エンジニア、クリエイティブ、専門職など)では、回数よりも↓これらが重視されやすい傾向があります。
- 経験内容
- 実績
- やってきたこと
こうした業界を狙う場合、複数回の転職で得た多様な経験を強みに変えることで転職回数のマイナスを相殺できる可能性があります。



ちなみに私は全くの未経験からIT企業に転職したことがあるよ。
第二新卒までなら、これから経験を積んでいくから「意欲」や「吸収力」を重視してくれるところも多い!
資格を取得する
転職するうえで資格を持っているか、持っていないかで、転職理由の説得力がまるで違います。
資格を持っているとこんなメリットがあります。
- キャリアアップへの意欲が伝わる
- 即戦力になる
- 「何かを継続できる人だ」とアピールできる ⇚ 超大事!
特に一番下がめちゃくちゃ大事なポイント。
転職回数が多い人の場合、「この人採用してもまたすぐ辞めちゃうんじゃ…?」という企業側の不安を払拭できる最強のカードになり得るんです。



私は資格取得後、無資格時代に落ちた企業からスカウトが来たことがあるよ!それくらい資格の効果ってすごい✨
在職中に勉強して資格取得後に転職、あるいはすぐにでも辞めたい人は失業手当を受け取りながら資格勉強という手もあります。
転職成功率を上げたい方は、よかったら挑戦してみてくださいね👍
転職を考える20代のあなたへ — 回数だけにとらわれない姿勢で


ここまで平均転職回数や転職回数が多くても成功するコツを紹介してきましたが、回数だけに囚われると「理想の転職」が遠のいてしまうことも。
いま一度、回数ではなく「どのような姿勢で転職に挑むべきか」を確認してみましょう。
なぜ転職したいのかを整理する
まず大切なのは、「なぜ転職したいのか」という目的を言語化すること。
単に「今の仕事が合わない」「給料が低い」といった不満だけでなく、
- 自分のキャリアをこうしたい
- こんな働き方を実現したい
このような将来像を描けているかを自問してみてください。



「とりあえず他の職場を…!」と焦ってしまうと、また同じことの繰り返しになっちゃうから気を付けて⚠️
長期的なキャリアプランを考える
転職は“短期的な逃げ”になってしまうと、また同じような不満で転職を繰り返すことになりかねません。
だからこそ、「5年後、10年後にどうなっていたいか」を考えてから次の一歩を踏み出すことが重要です。



私だって逃げたいわけじゃないけど…不満の少ない会社なんてなくない?



分かるよ。人間関係、よく分からん謎の風習、理不尽な扱い…
働いているといろんな嫌なことがあるよね。
もちろん、「いじめ・パワハラが蔓延している」「労基に通報案件」…なんて職場は論外ですが、守備0で心穏やかに不満なく過ごせる完ぺきな職場なんて存在しません。(まじで辛い、でもこれが現実。)



職場への不満で辞めるか辞めないかの差って、「自分の考え方・捉え方」も関係してると思うんだよね🤔
私は、”他人との境界線“をしっかり引くようになってから、「辞めたい」と思うことが減った。
この辺りは、心理学の本を読んだりすると「なるほど~」と思うことが多いです。今度別の記事でまとめてみます。
今後の働き方・価値観を見つめ直す
昨今では「安定」だけでなく、「やりがい」「ワークライフバランス」「自分らしい働き方」を重視する人が増えています。
転職回数を気にするあまり、自分の価値観や目指す働き方を見失わないようにしましょう。



おすすめは、「やりたくないこと」を明確にすること!
- すし詰め状態の満員電車に乗りたくない
- 平日休みは嫌だ
- 祝日出勤したくない
- 納期に追われる仕事は嫌だ
- 2~3人しかいない部署は嫌だ
これは私の「絶対やりたくないことリスト」です。
やりたくないことをはっきりさせると、いざ転職となった時にミスマッチが起こりにくくなり、結果的に「理想の転職」を実現できます。
まとめ — 回数ではなく、大事なのはキャリアの質


20代の転職回数の一般的な目安は1〜2回。
この範囲であれば、多くの企業から「普通」「ごく一般的」と見なされやすく、大きなハードルにはなりません。
一方で 3回以上 の転職は、「ジョブホッパーかもしれない」と見られやすく、採用で慎重に判断されることがあります。
しかし、重要なのは「何回転職したか」ではなく、
- なぜ転職したいか
- 転職で何を得たいか
- これからどうキャリアを築くか
と、自分の価値観を見つめ直すことです。
複数回の転職であっても、目的が明確で一貫性があり、転職先での経験やスキルをきちんと説明できるなら、それはマイナスではなくあなたの“強み”になります。



もし今あなたが転職回数に悩んでいるのなら、自分のキャリアの目的・価値観・将来像を改めて整理してみてね✨
そのうえで、回数にとらわれず、「あなたらしいキャリア」を描くことが、理想の転職をするうえでもっとも大切なことです。


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